君の背中を見つめる恋

「……今、剛志くんが座ってる席ね?」

「ん?」

「…そこ、中山くんの席なの」

「…前後、なの?」



香乃が頷いて、
また机と額をくっつけた。


「中学の時も、席が前後で……あの時はそれが嬉しかったんだけど…。今は、辛くて」

「………」

「授業に集中出来ないし、そのせいで小テストはバカなミスばかりで……」

「………」

「あたし、何やってんだろって」



声が震える。
目に涙が滲んで。

唇を噛み締めた。


どうして、

剛志くんと居ると
こうも涙腺が崩壊するかな…