君の背中を見つめる恋

放課後。


「あれ、香乃帰んないの?」

「あー、あたしこれ終わってから帰る。家じゃ多分集中出来ないし」

「そっか。じゃぁお先にー」

「うん、ばいばい」



手を振りながら教室を出て行く
夕里を見届けて。


あたしは視線を
机の上にあるプリントへ向けた…

口からため息が漏れる。


課題なんて出されて
あたしは何やってるんだろう…


いや、自業自得なんだけども。


毎日授業も
まともに聞けてなくて

小テストで
中途半端な点数を取って。


1人こんなとこで…


「………」



ゴンッ…

勢い良く額を机へぶつけて
あたしは伏せた。