君の背中を見つめる恋

そう言えば、

中山くんに告白したあの時も
あたしは逃げるように

立ち去った。


入学した時も、

席替えしたいって逃げようとしたし…


「………」


あたしは…逃げてばかりだ…


何が、

中山くんとの距離を
縮めたいだよ…


結局、
あたしも剛志くんと同じで

前へ進めてるように見えて
進めていないのかもしれない…


「………っ」


香乃の瞳に映る
頬杖をついた中山の姿に

胸がぎゅうっと



──────苦しくなった。