前方から明らかに30km以上出てるバイクが雪に向かって走ってきた。 「雪!!!!!!」 「ほえ?」 バイクの運転手も気付いたらしく、なんとかブレーキをかけてるけど………だめだ、ぶつかる!! 「雪ぃ!!!!!!!」 咄嗟に俺は、小さな身体に被さった。 キキーーーーーーーーードンッ この時俺は、頭が真っ白になった。