墓場は楽しいものだった。
日野さん、田中さん、城木さん、山田さん、平塚さん、星野さん、色んな方がどうやって死んだのか、やり残したことはあるか、生前は、死後は、そんな独特な話をみんなでしていた。
段々と話していくうちにわかっていったのだった。
自分がもう死者で人というものからかけ離れてしまったことに。
その時初めて哀しさを感じた
私が大好きだった花、ひまわりが沢山置いてあった。
周りにも、墓石にも。