ジグソーパズル

亜蓮はそんな私の態度に少し動揺しながらも、コントローラーを私に渡して言った。


「今度はアオの番だ。アオの好きなタイプでどうぞ」


「?」


私は首をかしげながら、テレビを見る。


どうやら今度主人公の男の子のアバター選択するみたい。


私は、コントローラーを握り締めて亜蓮を見る。


私の好きなタイプって…。


私はフルフルっと勢いよく頭を振る。


別に!!


別に亜蓮が好きなわけじゃない!!


ただ…確かに亜蓮は私のタイプかもってだけ。


でも、亜蓮の目の前で、亜蓮そっくりなアバターなんて選べないし。


私は悩んだ挙句、亜蓮とは全く違うアバターを選んだ。


黒のサラサラのストレートヘアに、日に焼けた黒い肌。


男子にしては小さめな身長。


大きめのとろんっとしたたれ目。


そして人懐っこい笑顔。


そんな全身から可愛いがあふれ出すようなアバターを選んだ。