私はリビングルームを見渡す。


すっげ!!


一軒家の私の家並みに広いっすよ!?


亜蓮は、これまたオシャレなキッチンに買い物袋を置く。


私はワタワタしながら言った。


「そ、そんなオシャレなキッチンに、平凡凡の買い物袋が不釣合いすぎる!!」


亜蓮はブハッと吹き出しながら言った。


「ちょっと落ち着けよ。それよりお腹減った!!アオのご飯食べたい!!」


…マジですか。


そんなお家にあがった瞬間に、私の手料理ですか。


私は、少し緊張しながらキッチンにたつ。


そこからもう一度、リビングを見渡しながら安堵した。


よかったぁ…。


和食にして…。