今までずっとスマホをいじっていた裕紀が顔を上げていった。


「やっと、本題に入れるのか…」


…悪かったわね。


私たちのせいで時間かかっちゃって!!


美優が注文したメロンソーダにストローをさしながら言った。


「うーん。皆でゲーセン行く??」


「いや、金かかるだろ」


雅人が美優の意見を即答で切り捨てる。


私はそんな雅人を睨みながら言った。


「ていうか、雅人が練習するって言ったくせにノープランなの?」


雅人は一瞬、黙ってからテヘッと笑った。


いやいや、全然可愛くないから。


勘違いも甚だしい。