「いや、普通に人間名乗る権利あると思うけど…?

それに、無視するのにも理由があって…」




無視されて人間名乗ってる人たくさん見るし、
無視するのにも理由だってある。



すると岡野君は口を開いた。



「無視する理由?
そんなのどうだっていいよ。

赤坂が俺のペットになるだけで解決じゃん。」



めでたし、めでたし。
そう言う岡野君。



いや、なんにもめでたくないからね?
むしろ私にとっては最悪ともいえるよ?



「いや、無視した理由、どうでもよくないよ?

だって、罰ゲームだもん。
みんなでトランプして罰ゲームで負けて罰ゲームで岡野君を無視したの。」



すると岡野君は鼻で笑った。



「くだらねぇ。そんなの放っておけばよくね?」



「いやよくないの。もし無視しなかったらもっと酷い罰ゲームするって言うから…」



私がそう言うけど岡野君はどーでもいい、って感じだった。