－－－－－－－－
－－－－－－
お昼休み。
あれからも岡野君にたくさん話しかけられて大変だった。
それでも私は無視を続ける。
でもここまで無視ばかりしていると岡野君がかわいそうに思えてきた。
なので寝ることにした私。
机に伏せて、目をつぶる。
すると疲れていたせいか、すぐ寝られた。
－－－
－－
「…ん、おはよ…」
目を覚ましたのは放課後でもう教室には誰もいなかった。
「たくさん寝ちゃったなあ…」
一人、そう呟きながら帰る支度をする。
すると後ろから誰かに声をかけられた。
「赤坂さんちょっといいかな？」
聞き覚えのあるような、ないような声。
先生かな？ そう思い後ろを振り向くと、
そこにはーー岡野君がいた。
