愛を知らない私



「ふざけんな!!
なんでもかんでも、俺の人生を
決め付けるな!

婚約しろって?そんなのするわけないだろう!?

婚約ぐらい、俺の自由にさせてもらう。」




「婚約するかはまだだ。
だが、この婚約でお互いの会社が
手を組めば利益が多く出るんだ。

悪い話ではないだろう?」


「利益……?

そんな利益のために、俺に婚約しろって?

そんなことなら、俺はこの会社を出る」


「なんだって?

この会社を辞める?

辞めてどうすんだ?」



「辞めて、日本に帰って
普通の高校生に戻る。

あと、桃香と幸せになる。」


「そんなに上手くいくと思うか?

桃香ちゃんだって、もしかしたら
もう好きな人ができたかも知れない。