あれこれするうちに学校に着いちゃった。

私と心々桜と麗飛は同じクラスなんだ!
しかも、私の隣が麗飛なの!


今まで3人とも同じクラスだったけど
今年も同じでほんとに嬉しかった。




「よし、着いたな〜」

「あ、ウチ、桃香に話があるから先に入ってて?」

「お、そっか。分かったよ。
じゃ、先に行ってるな!!」


え?何、話って?
聞いてないよ?



「桃香!!!」

「は、はいぃ!なんでしょうか、心々桜様!」


「時間あるから、ちょっと屋上に行くよ!」


う、裏返っちゃったよ声(汗)
いきなり心々桜が大きい声だすから〜

でも、なんで屋上なんだろ、、、?














「麗飛、あんたのこと絶対好きだって!」

いきなり何かと思えば、麗飛のことかい!

ていうか、、、
「はあぁぁぁぁ!?
何を根拠に言ってるの!?」

「だって、麗飛のあの時の目、見たでしょ?
桃香に俺は桃香が好きなんだっていう感じの目だったじゃん!
じゃなきゃ、あんな悲しそうな目をしないよ。」


どこまで見てるんですか、心々桜さん

「まさか〜。そんなわけないって。
たとえ、私が告ったって振られるだけだよ。」

「もっと自信を持ちなさい、桃香!!
桃香は麗飛のことをそれだけしか想ってないの?
あれだけ麗飛のことを好きなのに、想いを伝えることもできないの?」

「そんなことない!!!
私はずっと麗飛のこと想ってる。だから、
このままじゃいけないとは分かってるよ。
けどね、、怖いの。
振られた時、自分を見失いそうで、、、。」

やだ、、、泣きそう、、、。



そしたらふっと心々桜が頭を撫でてくれた。


「桃香、、、。たとえ最悪の場合でも 想い続けているのは自由でしょ?
忘れたくないなら、忘れなきゃいい。
ずっと忘れれるまで、麗飛を想えばいい。自分を見失いそうだったら、ウチの所においで?
気が済むまで桃香を抱きしめてあげる。」


「心々桜、、、。」

今まで何を思って麗飛を見てきたんだろう。
こんなことでめげてたら、だめだね私。

よし、決心したよ。
私、麗飛に想いを伝えるよ。


「決心がついたようね。」

「うん!ありがとう、心々桜。」




でも、いつ想いを伝えよう、、、、?


「来週の火曜日にしなさい!
その日はバレンタインデーよ!!」

えぇぇぇ!
なんで私が考えていることがわかったんだろう?
エスパー?