ゆめのの夢は夢のまま

ゆめのは毎晩1人戦う


この世を荒らす魔獣に1人で


無謀かもしれない。


けれど、ゆめのは戦う
生きるという自分の願いのために




「ねぇ今日は何だか静かね」

「もしかしたら他の魔法少女達が頑張っているのかもしれないね」

黒猫は当然のように言った。
私以外にも魔法少女っているんだ

「他の魔法少女にも私会ってみたいなー一緒に同じ敵を倒してるんだから協力してみたいな」

と、つぶやくとそれを遮るように黒猫が
それは無理だと言った

どうして?協力すればいいじゃない?

「人間はね他人と一緒何かをするとなるといつかは必ず裏切るものさ。そう僕達は教え込ませてる。君達が協力しないようにね。だから他のの魔法少女達は互いに敵同士といったふうに教えこまされるんだよ」

ゆめのは黒いふわっとしたスカートを抑えがながら呟いた。


「何だか悲しいね」

「なぜ悲しいんだい?別に悲しむことではないと思うけどね?まあゆめのがそう思うならそうなんだろうね」

そう言って彼は私の肩えと乗ってきた

時間のようだ。

「今日は何匹駆れるか数えといてね」

この瞬間私は本当に胸が高鳴る。
この高揚感。

ああ自分が戦っているというこの高揚感
癖になる。

これは生きているから味わえる。
だから


生きなければ