「お前んちどの辺なの?」 『あのね、ここの坂をずーっと 登ってったところだよ?』 「そっか。つか、お前 けー番教えろよ」 なにげなく、私が教えた道を 通っていく。 『ちょっと意味わかんない』 「そのまんまだろ」 そう言って私の携帯を奪い取られた。