あれから、三週間。
あとのこり一ヶ月と四週…。
カレンダーをみて、ふうとため息をつく。
この奇妙な生活が早く終わればいいのに。
私は、今真夏になっていて、崇さんからは真夏さんと呼ばれる。
崇さんがあんなにすんなり私を同居人にしたことが複雑だった。
感謝すればこそだが、少し腹がたって仕方ない。
ベットの側に立て掛けてある、彼女とのツーショットの写真をみてそっと手を添えた。
二人とも笑顔でまだ若い感じがのこっている。だいぶ前に撮った写真だろうか。
「…大切にされてたね」
私は少し決意を改めてまた掃除を始めた。
ある条件をクリアすることに。