飼い犬に恋をした~始まりはいつも雨~



「俺…先輩のこと知りたいっす」



また急に変なこといい始めた。



「1日でいいので明後日の日曜日…俺、部活休みなんでデートしてください!」



「は…?」


何を言い出すの…とか思って見たけど目は本気の用だった。



「いいよ」



あまりにも目を輝かせてじっと見てくるのでつい言ってしまった。



「まじすか!俺、楽しみにしてます!!」



よほど嬉しかったのか分からないけどガッツポーズしたあとに走り去っていった。