「先輩って友達作らないんですか?」



何日か後の朝壱が突然聞いてきた。



「私は友達なんて作る資格…」



「え…先輩珍しく答えてくれた!でも声小さくてわかんなかったからもう一回言ってください」



「何でもない!」



はっきり大きい声でそう言って、走り去った。




─私になんて友達作る資格ない。