親友の名前は新山 明日香(にいやま あすか)



私が筆箱や体育着を隠されると一緒にさがしてくれたり、相談に乗ってくれたりした。



「明日香…大丈夫なの?」



「何が?」



「私に関わると明日香までいじめられちゃうよ?」



「そんなの怖くないよ」



「え…?」



「愛華を失う方がずっと怖い」


私は目に涙をためて言った。


「明日香…大好き」



「私も愛華大好き」





こんな私でも明日香は一緒にいてくれた。



明日香が私への嫌がらせをやめさせようと女子にきつく言っても聞かなかった。


でも私は別にそんなことはどうでもよかった。


友達は明日香がいればそれでよかった。