飼い犬に恋をした~始まりはいつも雨~



カフェに着き、ガラス越しに時計台の方を見ると…



傘もささないで立っている壱の姿が見えた。



時刻は16時を過ぎていた。



私はカフェから出た。



それにようやく気付いた壱は走って向かってきた。




「先輩!!」