俺の周りに…また花畑が広がる。そして、俺の前にはサツキの寝顔がある。

今日こそ…俺は、サツキの顔に前足を伸ばした。
ピトッ
柔らかいほっぺ。
俺は、爪を出さないように、恐る恐る前足を動かした。
『はぁ…これが、夢じゃなかったら良いのにな…』
ん?何で俺…夢じゃなかったらって。
俺は、気持ちを落ち着かせるために、目を閉じた。