俺はうちに戻ってすぐに眠ってしまったようだ…。
今日は今までと違う情景だ。
これは、どこかの道かな…。
…あ、目の前を黒ネコが走り抜けてく。…あれ…もしかして…俺?

その時…耳が壊れるほどのデカイクラクションの音が聞こえた。
ヤバい…俺が引かれる!!…ん?俺の後ろから…サニー!?
『…!!』

俺の目の前で…サニーが車に引かれた。道のはしには、呆然と立ち尽くす俺がいた。そして、サニーを引いた車は急に前がつぶれてガラスが割れた。そんなに強くぶつかってもいないのに…あんなにつぶれるか…?

すると、車の中から…サツキ?
俺は恐る恐る近づく
…!!
車の運転席の方に…血を流した男がいる…
「大樹!!目を開けて!!」
大樹?それって…俺を抱き締めたときに叫んでいた名前だよな…。