私は息の根を止めた。

そして、何も考えず、出口に向かって行った。

はぁ、やっぱり私には無理。
あいつがー「そこの君!」

「…へ?」
館長か?わからない、でもえらいさんなのはわかる。

「聞いたか?行くか行かないかじゃないんだ。今日は王子の誕生日。

女はぜいいん行くんだ。わかるか?」