嵐…












でも、そんなの私関係ないし。


あらしなんてどうでもいい。





「麗香!」



私は後ろをむいて




「嵐?」

「ん?王子がどーした?

まぁ、そんなことより麗香あいたかったよー!」

「…誰?」
目の前には美少年がいる。

「俺だよ。潤。春風潤」

「あっ、え、じゅん!?」


潤は幼なじみ。小さい頃、嵐と潤と私でよく遊んでたっけ…

「そー!そー!お久じゃん!王子のなれたね!よかったじゃん!」

「別に。」

「…でもれいかむかしよく嵐の事好きって言ってたじゃん」


「そんな事…」

私が嵐に…?

いやいや、私は恋したことないし…


「はは。もしかして嵐の前にれいかまで記憶失ってた?ってうそうそ」

…潤昔と変わらず私を穏やかな気持ちにしてくれる。