「はぁ。はぁ。間に合った…」
私たちはなんとか間に合った。
クラスは…同じ!
あれ?滝川ソラ…同じクラスだった。
「雪菜ー!さっきの人同じクラス!やったー!」
「よかったじゃん!」
雪菜はちょっと呆れたような顔で言った。
教室に行き席を確認。

なんと、滝川君の隣?!

運命かも?!とか勝手に思ってしまった。


……それから滝川くんと私はアニメや漫画など趣味はとてもあってすごく仲良くなった。

それでも私の気持ちは抑えられない。
好きで好きでしょうがなくなっている。

日直の日。私と滝川君は隣同士だから日直だった。夕暮れの教室で2人きりだった。
私の心臓はドキドキ鳴っていた。
滝川君に聞こえてるんじゃないか?ってくらい。
そして、私は無意識に言ってしまった。
「好き…」
「ごめん。今はその気ない。」

振られてしまったのか。早かったな。
私の目からは自然と涙が溢れてきた。