愛情の鎖


「へー…さすがだねぇ、だてに3年間一緒に暮らしてただけのことほある。あの男のことよく分かってんねぇ」

「まぁずっと一緒にいましたからね。…でも、かと言ってあの人が私達家族にしたことは許されることじゃないです。
私は絶対許したくないし、この先も一生罪を償って生きてほしいと思います」


できれは一人で。誰からも愛されない孤独を味わえばいいんだと思う。

彼が私達にしてきた仕打ちはそれほどのもの。ううん、そんなことじゃ絶対許せるものではないのだから。


「だってさ、真白。ちゃんと聞いてたか?今度署であの男に会ったら今のセリフガツンと伝えといてやれよ」

「ああ」

「うわっ」


いつからそこに?

そのやり取りに慌てて後ろを振り返ると、トイレから帰ってきただろうコウさんがなに食わぬ顔をして真後ろに立っていた。


「コウさんいたんですか?」

「まぁな」

「だったら声ぐらいかけてくれたらいいのに。盗み聞きだなんて変態ですよ」

「アホか」


思わずぷぅと頬を膨らませると、コウさんはじっと私を見つめピシッと指先でおでこを弾いてくる。