愛情の鎖


まるで保護者と子供的な関係みたくなってるような気がするけどここはもう気にしなーい。

だって楽しいんだもん。コウさんと飲むお酒はやっぱり美味し すぎてついつい沢山飲んでしまう。


「でもよ、嬢ちゃんも本当無事でよかったなぁ。一歩間違えてたら殺されてたかもしれねーだろ?」

「あー…そうですね、特に最後の方の彼は異常でしたから。私を取られたくないって気持ちが強すぎてもう狂気しか感じられなかったですもん」


人って追い詰められるとあんな風になるんだね。

普段あんなに堂々と構えてた人からは想像できないぐらいの取り乱しようだった。


「でもね、彼と過ごした3年間はけっして酷い扱いは受けてなかったんですよ。むしろ贅沢に沢山甘やかされてきたっていうか、私を甘やかすことで自分の欲を満たしてたっていうのが大きかったですね」

「ほぅ」

「きっと彼は愛しかたを知らなかったんだと思います。そして人一倍本当の愛情に飢えてたんだと思います。だからお金や権力でしか人を縛れなかったんだと思います」


幼い頃母親に十分に愛されなかったから?

たぶん好きになった人が自分から離れて行くのが怖くてたまらなかったんだと思う。母親と同じように自分から去って行くのを。

彼は世の中金だといつも言っていたけれど、本当はは人一倍愛情を求めてたんじゃないのかな?


深い孤独の中で…