「……変、ですかね?」
思いきってそう聞いてみれば、じっと見つめるコウさんの視線が。
それがほのかに熱い視線を帯びているようで、だけどやっぱりいつものクールビューティーなような気もして、
「…えっと、そんなに見つめられても髪型は何も変わりませ……」
「新鮮でいいんじゃね?お前に似合っている」
ポツリ、言われた台詞に一瞬固まった。
うわ、なにその殺し文句。
しかもそのまま髪を何度も撫でられて、完全にノックアウト。
「なんか色っぽくなった」
顔が真っ赤に染まっていく。
あからさまに照れた素振りを見せた私に対してコウさんは見たことないぐらい甘美な表情を向けてくる。
ふ、不意討ちだ。
まるで大人の余裕を見せられてるようで、普段こう言うことを言わなそうな人だからこそ、
それはまるで今まで怒っていた自分がバカらしくなるぐらいの破壊力。
「そ、そんな褒めても何も出ませんよ」
「そりゃ残念」
くっと一声出すと、コウさんは悪戯な顔をしてそんな私からゆっくりと離れてく。



