またこの寒さ。今日も始まるあの恐怖...なんていってるところじゃない!今日こそは手がかりを見つけないと_
「いくよ!準備はいい!?」
勢いよく、立ちあたりを見渡しながら言うと・・・。誰も居ない・・・
「嘘・・・でしょ?皆!翔・瑠亜・由衣・敬介・雄太・・・・」
皆に置いてかれちゃったのかな?どうして?とりあえず_
「行くしかない。」
歌はまだ聞こえない。大丈夫...のはずっ!
まずはここから遠い音楽室。私は今東玄関にいるから、4分はかかる。
血を見ても腰を抜かさない。。
音楽室って、怪談話の多い場所。夜中になるとピアノがジャンジャカジャンジャカなるって言われてるよね?大体夜中に学校なんて来たくもない・・・でも今は・・・ね笑
「ひっ!」
誰!?慌てて後ろを振り返るとそこには_
「瑳恵!?無事だったんだ!置いてってごめんね。」
「瑠亜~よかった心臓に悪いよ~」
本気でびくったw
「で?どこに行こうとしたの?瑳恵。」
「今は一番遠い音楽室に行こうとしてるんだ。」
「えっ近いところにいけばいいじゃん。なんでわざわざ。」
案の定
「でも遠いところ先に調べておいたほうが後でラクになるよ?」
「なるほどね。」
急がないと。
「瑠亜。急ぐよ。」
「はいはいw」
音楽室音楽室。。
「あったよ・・。」
うわっ不気味・・・
「なによ・・・これ・・・瑳恵。見てよ」
脅かすつもりかよw
「もう、そんな言わないの!心臓に悪いって・・・・」
なに・・・こ・・れ・・骨?
「瑠・・亜あんたなんか仕掛けたでしょ?」
「ちちちちっ違うってば。」
じゃあ、この『ゲーム』のしわざ?
「これ、、とりあえずとっておく?瑠亜。」
「うん。そうだね。」
何に使えばいいんだろう。。
『・・く・・ないとおしおきよ~私を待たせた罰として~あなたの体をもらいますあ~と十秒早くして~・・・』
止まった?
「瑠亜今のうちに・・・」
「ごめんね。瑳恵。逃げて。」
トンッと肩を押された私。転んでしまった。
また・・・昨日みたいになるの?瑠亜・・・その気持ちだけでいいの。私が囮になる・・それだけでいいのに。
「瑳恵。また・・・明日。ねバイバイ 骨。ちゃんとなにかに・・つか・・」
「なに・・聞こえないよ瑠亜。。」
「バ・・イ・・バイ」
瑠亜。。私。頑張るから待ってて明日まで。
「瑠亜。ありがとう」
そういって私は走った。腰を抜かさない。気を失いそうでも失わない!
タタタタッ・・
誰!?鬼!?早いよ。さっき瑠亜を殺したばっかりのくせ・・
「あれぇ?だぁれ?」
「その声。。由衣?」
この声・・・というか口調・・
「な~ぁんだ瑳恵かぁ。瑠亜ぁみなかったぁ?」
「瑠美は・・・瑠亜は私のために犠牲になって。。ごめん」
申し訳ない。
「あー、そ、んじゃ、バイバイ」
なに。。。それ。いつもの口調じゃない。どうしたのかな?私が死ねばよかったのかな・・・
タタタ タタタ
「由衣!?さっきのどういうこ・・・」
「おう。瑳恵じゃねーかよ。」
なんだ、敬介か・・いや、翔だ。
「雄太は?」
「言わなくても分かるだろ?」
「うん。瑠亜も・・・だよ。」
ホント。ついてないや
「でもな、元気だせ。瑳恵お前は俺が守ってあげるからな。俺な、お前のことが、す・・・」
私は翔の口をふさいだ。
「今はそんなこと言えない。頑張らなくちゃ。。いけないでしょ?」
「ああ。そうだったな。お前のその手の物は何だ?骨・・・だろ?」
「うん。どうすれだいいのか。。分かんなくってさ。」
「あそこに入れるんじゃないのか?」
あそこって?
「どこ?のこと?」
「ああ。見えないのか。ついて来い」
言われるがままに私は翔についていった。
「ここだ。」
ここ?なにこれ残りの骨の数200個入れた本数6本・・?
なによこれ・・
「いれるんだ。瑳恵」
「わッ分かってる。入れればいいんでしょ。」
入れた。表示が変わった。『骨入れてくれてありがとう。残り199本入れた数7本。頑張って。』?
「ビービービー。骨が7本集まりました。ありがとうございます。では鬼が反撃しに向かいます。気をつけてください。」
聞き覚えのない低い声の校内放送に私は違和感を抱いた。
「反撃って?」
「逃げるんだ。瑳恵。また明日な。」
逃げる?あたしだけ?また一人失うの?また私は一人助かるの?
そんなの嫌。嫌。翔とも助かりたい。。