次の日。


四組のクラスメートたちは緊張していた。


絶対にあの先生はやばい。

由真子。由真子先生の笑顔にはなぜか寒気がある。



朝の会。由真子先生が出欠をとる。



「1番  赤坂春海」
「・・・はい」



由真子先生は春海の顔をみるとニコリと笑った。



やっぱり寒気がした。


そして・・・ドンドン先生は生徒の名前をあげていき・・

「35番 渡里  百恵」
あたしが呼ばれた。
「はい」


出欠がおわり先生はパンっと手をたたいた。













「先生はみんなが仲良くできるようにあるルールを作ったの」

そういう先生の声は妙にはずんでいる。



えぇーなどはーいなど色々な歓声があがった。





「大丈夫。ルールは簡単よ」



「ルール1    一週間同じ人をとにかくいじめ続ける。」

ざわざわ

みんなが騒ぐ。

いじめ?!はっ?どゆこと?

「ルール2」

騒ぐみんなを無視して先生は続けた。


「一瞬でもいじめられる人を味方したりしたらひどい罰をうける。」

クラスがざわめく。

泣きそうな子もいる。


やっぱりこのクラスはおかしいと思った。


あたしは先生をみたときからそう感じていた。





志野由真子は美しい。しかし邪悪な顔立ちだと百恵は感じ取っていた。












「では早速このルールで新しい楽しい協力するクラスにしましょうね♡♡♡」













「じゃあ・・・」











      



「出席番号一番の」









春海は顔を青くした。


















「赤坂春海さんが第一被害者よ♡♡♡」




先生はまるで遊ぶ約束をしたときの子供のような笑顔でいった。