窓の外を見つめる南風先輩は、何か考えてるみたいだった。


横顔が....目に入って、この静かな空間に少しの緊張を感じる。


「なぁ...覚えてる?あらから3ヶ月経つんだな」


南風先輩は、あの金木犀を見てるんだって今気づいた。


「うん、覚えてる。」


忘れないよ、あの日ドキドキとあの日嬉しさ。
あの...金木犀の甘~い香りも。



「俺さ、彼女いるんだよねー」