大きな大きな門には立派に<私立春日園高等学園 第××回 入学式>と大きく書いてあった。




遅刻にはならなかった。



入学式は体育館で。



それまでの間カナリ時間がある。



それまでは、各自自分の教室で過ごす事になってる。



「クラス表どこだろう・・・」


人が多すぎてよく分からない。

なんとなく人が妙に集まってるところがあったのでそこに行く。



「これってー、本当にクラス表なの?」


人が多すぎてなかなか見れない。



ドンっ!!!!!!


そんな大きな音と共にあたしの目線がだんだん落ちていく。



「きゃっ!!!」

「うおっと!」


そんな叫び声とともに尻餅をついた。

「いったぁ~っ」

目の前には・・・・・・・


明る過ぎず暗すぎずなキレイな茶髪、

透き通る様なキレイな肌、

深い青ぽい色の瞳・・・・


・・・・あたしの目の前には美男子としかいいようがない超かっこいい男の子が

あたしと同じように尻餅をついてた。