「お前なんて知らない!!」


あたしは玲斗が大嫌い。

「知らないっていわれても・・・婚約者だしっ」

と言って玲斗はあたしに近づいてくる。


「来ないで来ないで!!」

体が玲斗を嫌がる。

「・・・・しかも、中2で婚約は破棄されたはずよ?」

そう。あたしの我が儘で。


パパとママにどうしても玲斗だけは嫌だっていって、

断ってもらった。


それなのに・・・。まだ婚約者とかいわれても困る!!!


「そんな昔の話・・・。どーでもいいし」

ふぅとため息をつく玲斗。

そんな昔の話って・・・。


「まぁ、この椅子に座れ。」

小さな椅子を指を刺す。

「嫌だ!もう帰るし!てか早く教えてよ!あたしのクラス!!」


「お前のクラスはな。。。ここだ」

生徒会室の置くにはもう1つドアがあった。


「は?ここ?」

「そう、ここ」

そう言う玲斗はドアを開けた。