「ええー!せっかくの休日がー」



「いいじゃん!ホントおもしろいから!!」



私は山岸結衣(やまぎし ゆい)



そして今私の手を引っ張っているのが親友の矢野七海(やの ななみ)



「なんでサッカーなんて観に行くの?」



そう。私は買い物に行こうと言われ来ると電車に乗り、着いたのがここ



サッカースタジアムの前。



「お願い!見るだけでいいから!!」



ああ…私の土曜日が…



今まで七海にサッカーの話を数えきれないほど



聞かされていたがどうも興味がわかなくて。



もうしょうがないか…。




スタジアムの中に入るとたくさん人がいた。



「ピッチ遠くない?見えないよ!」


「大丈夫だよー!一番前空いてるっ」



一番前ってガッツリ応援する気じゃん…



「もうすぐ始まるよ!!私の好きな選手は19番の人だからね!」


選手が出てきた。



19番?うわっチャラそー!



そして試合が始まった。



「がんばれー!!」



七海すごい熱気…!



「トイレ行ってくるね」



七海に伝えそこまで行きたくなかったがトイレへ行った。



10分ほど暇潰しをしてもどった。



試合を見た私は




彼を見て初めて







一目惚れした。





必死にピッチを走り、


諦めずボールを追う姿は


私の胸をキュっと締め付けた。