とりあえず、正体を確認するべく私は靴を脱ぎ、声が聞こえたリビングへ向かった。 ガチャ 「…ママ……?」 「あっ雪那ちゃん!おかえりなさーい」 「初めまして。雪那ちゃん。」 ……やっぱり空耳じゃなかったみたい。 リビングには、ママとーーー 優しそうな雰囲気の割と若めな男の人がママと一緒に椅子に座っていた。 「ママ…その人…誰……?」 私は少し嫌な予感がして、不安になりながら聞いた。