電車をおりると すぐにある 駅のホームの赤いベンチ あの日 私は初めて染める髪と 初めて かけるパーマと 地味な自分を変えることに夢中で 悠太に連絡を忘れた 私の帰りが夜遅くになって 悠太に心配をかけて 悠太に 電話を切られた 何度電話をかけても あなたは でてくれなかった 私は このベンチで あなたのことを思って泣いた あなたを失う不安と震えで ベンチからしばらく 立てなかったこと 今でも覚えてる