卒業式に来てくれた父と母に わがままを言って学校で 別れた いつも高校に通った 電車で いつもの悠太が待つ駅に 向かう 電車のドアの前で いつも見ていた 外の景色を眺めながら 高校生最後の景色を眺めながら 走馬灯みたいに 私の後ろに流れていく 風景を振り返らずに 悠太が待つ駅に続く風景だけを見ながら いつも この電車に揺られて 愛しいあなたのいる その場所へ 私は帰る