その日の帰り道


私を家まで 送り届けてくれる
途中


夜空が とてもきれいで

あの日 ふたりで

ジャングルジムの上で見た

星空みたいに

広い夜空に 星が ぎっしり輝いてた





私の顔を見て
悠太は 自分の小指を私の小指に
絡めた



その夜空に その手を高く高くあげて




「尚 ずっと一緒にいようね」



悠太と私は その空に 約束の指切りをした


流れ星は 見えなかったけど

きっと どこかの空に

流れ落ちながら

私たちの約束の声を聞いていた