悠太は笑いながら 私の頭を撫でて
「尚 後ろ向いてみて」
と 私を クルッと後ろ向きにした
私の浴衣の首もとに 手をまわして
そのネックレスを私につけてくれた
そのまま
悠太は 後ろから私を抱きしめて
「働いたら 俺と結婚して」
真面目な 声で 悠太は言った
悠太 少し緊張していたのかな
背中越しに 悠太の心臓の音がした
今日1日で 2度も悠太からの
サプライズ
泣き虫の私は 嬉しくて 嬉しくて
涙が止まらなかった
悠太は また笑いながら
「もー尚は 本当泣き虫ー」
そう言って 悠太は 私を自分の
胸に引き寄せて 腕をまわした
悠太の胸のなかにいるときが
私は 1番幸せ
尚 愛してる
悠ちゃん 愛してる
