アルバムのページをめくると

泣いたり 笑ったりしてる
小さい頃の私


そして 私の横にいつも映る
小さな男の子は

いつも 私の横にいて
私と手をつないでいた


そして もう一冊の
可愛いピンクの薔薇の表紙の
アルバムを手に取って

私は開いた



そのアルバムを開いて見る写真と


私の目の前を
電車に乗って見る 外の景色みたいに

走馬灯のような 私の空白の
記憶の景色が
目の前を流れていった


お母さん お母さん

私が 小さな狭い場所で 必死に
叫んでいる

そして私は…