納戸のなかは 物が溢れていて この私が使っていた部屋は 今は家族の物置のようになっている 誰かのものを捨てないように ひとつずつ 確認して 要るもの 要らないものを 仕訳していた 古いアルバム 懐かしくなって 私は 片付ける手を止めて そのアルバムを開いた 小さい頃の 私や弟 そして まだ若かった両親 そして 小さな私の横に映る 可愛い男の子