その日の夜 私はなかなか 眠れなかった

うとうとした頃 朝を迎えた

お風呂に入ってひとまず眠気を覚まし

支度を始めた


9時頃 電話が鳴った

悠太からだ


「尚ちゃん おはよー」


いつもの 悠太の元気な声だ



「悠ちゃん おはよう」


「尚ちゃん 支度できてる?」


「うん バッチリ 悠ちゃんち 行くね」


悠太の家に遊びに行くときの
いつもの 会話


私は 部屋の階段を かけ降りた


玄関を出ると 悠太が 立っていた



「尚ちゃん 待ちきれなくて 来ちゃった」


この 甘えん坊な 悠太の笑顔に



悠太の一途な 愛の中に 飛び込んだ
日から


私は あなたに どんどん惹かれていく