あの日の小学校の帰り道の 公園と同じ 公園に着くと 悠太は 水道の水を飲んでいた 私は あの頃と同じように あなたのところまで走った 悠太は 私の足音に気がついて 私の方を見た 息を切らしながら 悠 私が そう呼ぶと 「あの日 尚を抱きしめられなかった分」 そう言って 悠太は私を抱きしめた 悠太は 私にキスをして 私の頭を撫でながら 「尚 今日は 転ばなくて安心した」 小学校のあの日のことを 思い出しながら 大人になったふたりで この思い出の公園で大笑いした