悠太は

「もー泣き虫尚 俺がついてないとダメね」

いつもの優しい笑顔と
あなたの大きな愛に

私はいつも甘えていたい

私が 泣き止むまで 頭を撫でて
ずっとずっと 抱きしめてた




「尚 絶対 幸せにする ここで誓う」

悠太は 私の顔を見て 真剣な目で
私に 誓ってくれた




「尚 後ろ向いて」

高校生のときの
花火の帰り道
あの日
悠太が私にネックレスを
つけてくれた時みたいに



私のネックレスを
外すその腕には

私が高校生のときに渡した腕時計が
今も時を刻んでいる
この一瞬一瞬を



悠太が高校生のときにくれた
指輪を ネックレスに通して

私の首もとに つけ直して



「これは ずっと ここにつけてて」


私の頭をまた撫でながら
彼は言った



ずっとここにつけてて

悠太は 私に そう言った


私の首もとのネックレスとリング
そして左の薬指に光るそのダイヤが

このふたりが立っている
この大きな夜空から

星が降りてきたみたいに

私の中で輝いていた