「そんな事どーでもいいから!人生は長いのにこんな短期間で賢人くんを手放しちゃうの?私は大丈夫だからって言ってやんなさい!ほら!早く!」



楓子に手首を引っ張られ校庭に出た


もう、必死だった。楓子も私も....

空港に到着した時刻は12時35分

....あと10分しかない!

賢人くん....!どこ!?



「賢人くん!」

私は自然と大声で賢人くんを読んでいた