テレビの前の君と一緒



「楓子........楓子どうしよう....!」

ドアからちょこっと顔を出している楓子に私はしがみついた

「っう、賢人くん....引っ越すの....」

「....うん....まぁ、ちょっと家、入って?」

楓子は私の背中をさすりながら家へ入れてくれた

「....どうするの?とめるの....?」

「どこにも行かないで欲しい。けど....気まづくなっちゃったんだよね.... 」

「....え?」

「....私、キス....されちゃって賢人くんを突き放して楓子ん家来たの」