テレビの前の君と一緒


んー、楓子突然走って帰っていくなんてよほど大事な事だったんだね....


「萌恵....」

名前を呼ばれて振り返ると楓子がいた。

「楓子!あれ?今日休むんじゃなかったの?」

「うん。そのつもりだったけど....きた」

「そう!良かった。....何があったの?」

「えーと、ちょっとね。」

楓子が困った顔をしたのでそれ以上聞かなかった

「ねぇ....好きな人が突然居なくなるってなったら萌恵って泣く?」

「へ................?」