テレビの前の君と一緒



「はぁ、賢人くんって私のことどう思ってんだろ?どう思う、楓子は」

「えっ、あたし!?....」

「....うん、」

「....えっと....1つわかることがある。」

「なに?」

楓子は真剣な表情で私を見た

「賢人くんは萌恵が好きってことよ」

「....なっ、何をご冗談を!あはは!」

「冗談じゃないわよ。賢人くんも萌恵と一緒にいるとき分かりやすいもん....お互いバカみたいに鈍感なんだね」

「バカって....」