「あの、自分で言うのもあれだけど、萌恵ちゃんって俺のファン....だよね?」

「はい、もちろんです。それが何か?」

「そ、それでね、俺のどこがいいのかなって」

え?賢人くんって、自分のいいとこわかってないんだ....

「すべてが、全ていいです!」


「はは、ありがと....」

「いえ、あ!具体的に言わないと困りますよね。うーんと、テレビ越しでもいい人ってわかるくらいいい笑顔だし、なんでもできるし!」

「........そっか、ありがと。それじゃ部屋、戻るね。おやすみ」


「あ....はい。おやすみなさい」