心の声


(木村さんいつも忘れ物ばっかり

だから、いじめられちゃうんだ)

(木村のアホがいじめられたんだ)


(いじめたのは、鈴木だな・・)


(こわ~い、自殺なんてバカげてる)

(あ~あ、めんどくさい

早く帰って宿題したいな)

(先生にチクったのだれ!

次はそいつをいじめてやる!)

す・・鈴木さん・・

真唯は怖くなった

(私もいじめられないように

鈴木さんと仲良くしようかな)


しばらくして、真唯の声がした

(木村さんかわいそう・・・

死にたいなんて、よっぽど

悲しかったんだ

どうすればいいの?

神様おしえて・・

木村さん、がんばって

木村さんは絵が上手じゃん

鈴木さんだって、やさしい子

ウサギのお世話いっぱいしてるし

ふたりに仲良くなってほしい・・)


あの日、

確かに真唯は心の中でそう思った

びっくりした

全部、こんなふうに

残っているなんて・・・