「いえ、私の力ではありません むしろ、あなた自身が 奇蹟を呼び込んだのでしょう では、 まいりましょう」 真唯は自分から 手を差し出した 真っ暗闇の中 触れたその手は びっくりするほどに やさしい 感触だった